みなさん、こんにちは。
yacco.です。
大人でも楽しめる絵本作家のヨシタケシンスケさんって知ってますか?代表作『りんごかもしれない』はMOE絵本屋さん大賞第1位を獲得、第61回産経児童出版文化賞美術賞を受賞しています。
ヨシタケシンスケさんの絵本には笑顔の絵が少ないんですがそれには深い訳がありました!
ヨシタケシンスケさんプロフィール
1973年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表している。『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で、第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞などを受賞。著書に、『しかもフタが無い』(PARCO出版)、『結局できずじまい』『せまいぞドキドキ』(以上、講談社)、『そのうちプラン』(遊タイム出版)、『ぼくのニセモノをつくるには』(ブロンズ新社)、『りゆうがあります』(PHP研究所)などがある。2児の父。
【引用元】https://www.ehonnavi.net/author.asp?n=28099
ヨシタケシンスケさんが絵本作家になった経緯
ヨシタケさんがなんで絵本作家になったのかが気になって調べてみました。
大学が筑波大学芸術専門学群だったヨシタケさんはイラスト描いたり立体作品作ったりの毎日だったのに、会社員になると丸ごと環境が変わってしまい、企画書に向き合わなきゃいけない。そのことにストレス溜まっていたそうでストレスの吐け口として最初落書きを描いていたところから、さらにイラストに文章を添えるようになったそうです。
ただヨシタケさんが働いていた職場はすごく狭い職場だったので、『その字面が見つかっちゃうとよくないと思って、その言葉の下に、かわいい女の子を描くんですよ。「その子のセリフです」って。もし何か言われた時にリスク回避できる逃げ道を設定していました。だから、見つかりそうになったら、利き手でサッと隠せるぐらいの小さい絵になったんですよね。』とインタビューで答えていました!
ヨシタケさんの絵本の原画ってすごく小さいのですが、こんなに小さく原画を描く絵本作家さんってヨシタケさんくらいなんだそう。
その理由もここにあったんだ!と思いました。
ある時、経理の女性の方にうっかりして見つかってしまい、その方が絵を「かわいい」と言ったことがきっかけで自費出版の冊子を作ったそうです。
その冊子の売れ行きはあまり良くなかったそうですが、。回り回って編集者の方の手に届き、お仕事の依頼がきて、イラストを描くお仕事にすることになったそうです。
ヨシタケシンスケさんの描く絵に笑顔がない理由が深かった!
インタビューの記事を読んでいて興味深かったのがヨシタケシンスケさんのイラストに笑顔のものが少ない理由。子育てを経験しているからこその配慮なのかなと思いました。
その理由とゆうのが笑顔の絵は半分を傷つけるとゆうもの。
最初読んだ時はなんでだろう?と思ったのですが理由を読んでみて納得!
ヨシタケさんのお考えでは
笑顔の子どものかわいい絵を見た時に、子育てをすごく楽しんでいる人が見たら「私と一緒だ」と思えるでしょう。
でも、いろんな事情で子育てがつらい人がその絵を見たら傷つくんですよ。「絵のなかの親子はこんなに楽しそうにしているのに、なんで私は楽しくできないんだろう」って。
逆に子育てでボロボロになっている絵であれば、うまくいっている家庭の人は「大変な人もいるのね。ウチはうまくいっていてよかった」となるし。ボロボロの人は「ああ、そうだよね」と共感できる。どっちも楽しめるんです。
だけど笑顔の絵は、半分を傷つけてしまう。自分が親として子育てをした時に、親なんて笑わないんですよ。よっぽどのことでもない限り。
これを読んで、あぁ!確かに!と思いました。
笑顔の人を見てあの人みたいになりたいから頑張ろうと思うより、自分と似たような境遇の人も頑張っているんだから、自分も頑張れるはず!と思う方がきっと子育て中のままにはしんどくないのかなと。
そして笑顔を頻繁に描かなくても、
「笑顔じゃないけど楽しそうだな」って絵は描けるはずだし、「つまらなそうな顔してるけど、本当はお前楽しいだろう」と見える絵だって描けるはず。
とゆうのもすごいなって思いました!
こうゆうことって日常でもよく起こりますもんね!
こうゆう背景を知るとますますヨシタケさんの描く絵本が気になります。
私にはまだ子供はいないですがぜひヨシタケさんの絵本読んでみたいです!
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